うつかな?と思ったら
自分の場合うつになり始めのときは、手足が鉛のように重たくなり何もやる気が起きず、朝も起きられなくなったので分かりやすくうつだと気付きました。
これはかなり重いうつですが、それ以外にも日常生活が楽しくなくなったり、趣味が楽しめのない状態が1~2週間続いていたらうつの可能性が高いです。
ネット上に沢山チェックシートがあるので試してみるのも良いですが、いち早く心療内科や精神科に行った方が良いと自分は思います。
それは何故かというと
① 軽症の時の方が治りが早い
② 抗うつ薬は効くのに時間がかかる
からです。
①はどんな病気でもそうですが、特にうつは初期段階で治療するかしないかで、うつ期間の長さが変わってきてしまうからです。
自分の場合、一番重い急性期といわれる期間が半年もあったのですが本当に辛く、こんなに辛いなら消えてしまいたいとも思ってしまいました。私は行動的で楽観的な性格だったので、まさか自分がうつになるとは思わず病院に行くのが遅れてしまいました。自分を過信し過ぎず早く対処することをお勧めします。
②ですが、うつや双極性障害の時に使われる抗うつ薬や抗精神病薬
は効きだすのが2週間~1ヵ月程になります。もっと早く効いてくれよ~とうつ当初は思っていましたが、冷静に考えるとそんなにすぐ気分が変わる薬は怖いのでそのくらいが丁度良いのかもしれませんね。
繰り返しになりますが、少しでもうつかなと思ったら本当に本当に早く対処することをお勧めします。まだ頑張れると思って放置してしまって休職することになってしまったら元も子もありません。
うつ病の原因
うつ病というと、「心の病」というイメージで認知されていることが多いのではないでしょうか。
確かにうつは精神疾患ではありますが、自分は心という抽象的なものではなく正確には「脳の病」が正しいと考えております。
ただまだ正確にはうつになってしまう原因が解明しきれていないのですが、治す為には仮説を立てそれに沿って治すのが大事だと思うので自分が調べた&体感した見解をまとめてみました。
■ モノアミン仮説
モノアミンとはドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニン、ヒスタミンなどの神経伝達物質の総称になります。
現在の治療法の主流は、うつ状態に陥った場合この中でも「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが不足していると考え、SSRIなどの抗うつ剤によりセロトニンを増やしうつを改善させるというものになります。
日本の精神疾患治療の大部分がこの仮説に基づいて行われていますが自分は抗うつ剤が効き難く、双極性障害ということもあり、この説だけが原因ではないと思っています。
■ 神経細胞傷害仮説 (コルチゾール仮説)
MRIなどにより詳しく脳内の変化を調べられるようになった結果、ストレスにより脳の海馬が委縮しているという研究結果が発表されました。海馬は記憶や空間学習能力(物体や図形を認識する力)を司る脳の大脳辺縁系の一部です。ストレスを受けた時に放出されるコルチゾールという物質が海馬の萎縮を促してしまうと考えられています。
また双極性障害の場合は脳の前頭葉や扁桃体が通常に比べて萎縮しているという研究結果もあるため、総じてストレスによって脳が委縮してしまっているのがうつ病の大きな原因ではないかと考えられます。
この脳の萎縮に抗うつ剤や気分安定薬が有効であるとされる論文もあるので、やはり単にセロトニンだけが関係しているわけではなさそうです。
■ ミクログリア仮説
ストレスによって脳の主要な免疫細胞であるミクログリア細胞から炎症性サイトカインが分泌され、脳内で炎症が起こって、うつ病を発症するという説です。
なので、自分の担当医は中々治らない自分に抗炎症剤を処方してくださったこともあるので、徐々にこの説もポピュラーな仮説になっていくのでしょう。
参考文献
http://jams.med.or.jp/symposium/full/129006.pdf
うつ病の原因研究最前線 - めぐろ駅東口メンタルクリニック|ストレス、うつ病、心療内科|めぐろ駅東口メンタルクリニック
【うつ病の原因】海馬における神経新生の抑制・萎縮/脳神経接続と構造の改変とは|心療内科|ひだまりこころクリニック栄院
うつ病における脳内炎症の役割の一端を解明 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
双極性障害(躁うつ病)とうつ病の前頭葉体積の違いが明らかにーMRIにより診断の判別が可能となることに期待ー | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
統合失調症や双極性障害の男性患者では扁桃体形成に変化 | EurekAlert! Science News
コルチゾール | 健康用語の基礎知識 | ヤクルト中央研究所
プレジデント誌の最新号に正にその話題が
— 諸隈元シュタイン (@moroQma) 2021年7月14日
うつ病の主な原因は「幸せホルモンのセロトニン欠乏」か「ストレスによるコルチゾール増加」と考えられてきましたが、最近の注目は「脳の免疫細胞ミクログリアの活性化による脳の炎症&不眠」説
その「炎症」を抑制するのに最も効果的なのが睡眠なんだそうです pic.twitter.com/h8xN5GW36S
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自己紹介
はじめまして!私はフカレモンと申します。
3年ほど前から双極性障害となり現在求職をして治療を続けている者です。
当初はまさか自分が精神病になるとは思っておらず不安ばかりが続く日々でした。
うつ状態だと治療法等や知識を調べるのも一苦労でただ時間が過ぎていくだけでした。
何とか様々な方法を試し、まだ寛解とまではいかないですがだいぶ治ってきました。
ここまで来るまでに自分が実践した治療や様々な知識をシェアして
同じように困っている方との助けになればと思いブログを始めてみました。
うつのポータルサイトを目指していきますので、どうぞよろしくお願い致します!
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